PROJECT STORY

今や当社の主力製品となった「VC001」の開発エピソードをご紹介します。

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諦めず進めた10年間

数多くの失敗の中から生まれた奇跡の1つ

 

世の中を良くするために

ある日、日常の生活での不便を感じた瞬間がきっかけでした。その疑問を同僚に話し、改善、上司に話し、改善…と繰り返していたらいつの間にか役員のOKももらえるところまで。
OKをもらってから大変だった。まずは部署を立ち上げることから始まる。全社に呼びかけ、それでも集まらない時は、人事部から有力な人を教えてもらっての説得が続いた。気が付いた時には承認が下りてから半年がたっていました。そうして10人のメンバーによるプロジェクトチームができあがりました。

ぶつかっては調査の繰り返し

そこからは手分けして全国の支店を周り様々な実験データや資料を収集する毎日でした。聞き込みのチームと、分析のチームに分かれ分担。予想と実際はやはり違うもので、なかなか思っていたようなデータは出ず、ぶつかっては新たな情報、調査をくり返す日々でした。
気が付くと何の結果も無いまま3年もたっており、家庭の事情などで残念ながら離脱するメンバーも現れ始める。これまでの日々は無駄ではないと進み続けました。

救われた仲間の言葉

なかなか進まないながらも、仲間の言葉にはげまされました。なかなか結果を出せない私たちにもみんな快く手を差し伸べてくれます。プロジェクト外のメンバーの意外な一言で進むことも少なくなく、社内からの期待の大きさも感じられました。
今まで気が付かなかったけど、バリュークリエイト製薬って一つなんだなと思った瞬間でした。

1000の失敗から成功が生まれる瞬間

そうしてプロジェクト始動から約10年たったある日、「VC001」の元となるものができあがりました。寝る間も惜しんで研究に打ち込んできた自負もあります。現場や仲間たち残念ながら去って行ってしまったプロジェクトメンバーの熱い情熱と思いに触れ、一生忘れることのないプロジェクトになりました。幸運にも私たちのプロジェクトは成功しましたが、なかなかこの業界では成功ばかりではありません。皆さんの若い力と発想で、多くの失敗をしながら、世の中の役に立つようなものが生み出せたら良いと思います。私も先輩たちがそうしてくれたようにそのお手伝いをしたいです。